200HIACE  足回り講座 No3            No2へ戻る     No4へ進む    No5に進む

   


 

ハイエースを買ったばかりの方にアドバイス的な記事

 




これはストロークストッパーとかバンプ リバンプと呼ばれているパーツ

とりあえず愛車の足回りを覗き込んで見て



 

下の画像はリバンプと言われるパーツ

リバンプはホイルのデザインによっては見えにくいので

右側を見たい時はステアリングを左にきると見えやすくなります。


 

 

こちらはリアのバンプ

 




これらのパーツはローダウンした時に

ダウンサイズに応じた適切なサイズに調整してあげるために販売されています。


 

たとえばローダウンしてから なんかフロントがフワフワするとか

リアがやたらと突き上げると言った場合

バンプやリバンプなどが純正のまま あるいは 適切なセッティングが出来ていない可能性大


コンプリートハイエースを買われた場合もココは十中八九の確立でテキトーな状態

なぜならば あなたが注文した訳ではなく オマケで付けられているからです。


反対車線から走ってくるハイエースがグニャングニャンしてたら

間違えなく足のセッティングが出来ていないと思ってもいいでしょう

と同時にあなたのハイエースも同じ状態かも知れません 笑



 

バンプストッパーのクリアランス



皆さんが一番気になるのは やはり バンプ/リバンプのクリアランスでしょう





『バンプの隙間はどれくらいですか!』 って 
イベントに出掛けると必ず質問してくる人がどれだけいることか・・・ 


下の絵の赤く塗りつぶした部分のサイズに皆さん悩んでる訳ですが





毎回、私の言う返答は 『現車合わせ』


この回答は意地悪でもなんでもない! 真面目な答え


何ミリダウンだから クリアランスは何ミリ なんてデーターは私には存在しないんです。

 

現車合わせと言う理由は沢山あります。
バンプメーカー
バンプの劣化具合
前後 左右の車高の状態 
タイヤサイズ
足は何処まで変更しているのか
ダンパーは単筒なのか複筒なのか
積載はどれくらいなのか
これらを考慮した上でセットする必要があるからです。

 


最低限守るべきポイントをアドバイスしますと
バンプとリバンプのクリアランスはイコールにする事!
尚且つ両方の材質、品質はイコールにする事!



例えばバンプ(縮み側)のクリアランスを10mmでリバンプ(伸び側)のクリアランスを20mmにしたと仮定
ハイエースのレバー比はおよそ1:2なので、これをダンパーのストロークにあてはめると約2倍
ダンパーのバンプは20mm、リバンプは40mmとなり
そこへバンプ/リバンプの推定潰れサイズを5mm加算すると
ダンパーのバンプ側は30mm、リバンプ側は50mmになります。合算ストロークは80mm 


バンプに対して、リバンプストロークが多過ぎる
この状態で走行させてみると
少ししか縮まないのに大きく伸び上がる足回り
その逆であっても想像しただけで乗りにくい(アンバランスな)事は明確


この状態でコーナリングしたとしましょう 
右から始まる連続コーナーとします。
ステアリングを切ったと同時に運転席側が大きく浮き上がります。
大きくロールした車体にドライバーは恐怖を感じます。
次にステアリングを左側に切ったと同時に荷重が運転席側へ移動し約80mm沈みます。
大きく沈み込んだ時にはおそらくアクセルを踏む事も出来ない程の限界と違和感を感じているはずです。


違和感を感じる原因はリバンプ側のストロークがバンプに対して多過ぎることでコーナーリングのリズムが狂う事
もうひとつ着目すべきポイントはバンプストローク+リバンプストローク=80mmに原因があります。

 

はじめに述べた
バンプとリバンプのクリアランスはイコールにする事!
尚且つ両方の材質、品質はイコールにする事! (推定潰れサイズをイコールにする)


その意味がお解かり頂けたでしょうか?



 

未だにありがちなパターンのお話


現在、ハイエースのサスペンションパーツって様々な種類が販売されています。
パーツの勧め方もショップにより様々です。


そこへ足廻りの事は何にも解らない貴方は最寄のショップを訪れます。
『ローダウンして乗り心地も少し良くしたいんですけど・・・』 と相談しました。


『ショック換えたらいいよ』 
『ついでにトーションバーも換えたらいいよ』 とありがちなパターンを提案されました。


それに素直に従った貴方は数日後にまたショップを訪れ こう言いました。
『なんか乗り心地が良くなってないんで・・・』 と相談する。


すると・・・
『じゃ〜今度はこっちのショックとこの部品入れてみたら みんな良いって言ってるよ』 と勧められる


店員の勧めに またまた素直に従った貴方はまた後日ショップに行きます。
『あの〜やはり走行中ジュースが飲めないくらい跳ねるんですけど・・・』 と相談する。


最後はショップから こう言われる・・・
『ローダウンしたらそんなもんですけどね〜』 
『だってベース車輌が貨物車なんで』 とか言われて 諦めモードになってしまう


ここまででおよそ30諭吉の出費をされたと思います。
これを無駄遣いと考えるか 良い経験をしたと考えるかは貴方次第です。


ショックは2セット味わった訳ですが、差ほど変化は感じられなかったと思います。
なぜならば、どちらも10万円以下の複筒式ショックを選んだ事と
根本的な改善にあたるリアのリーフスプリングを交換していないからです。

しかし今回の経験でショック交換を何度繰り返しても乗り心地改善には程遠い事が理解出来ましたね


どうしてもショックを換えたいならMAXは3セットまでと覚えておいて下さい。
スプリングに着目しない限り それ以上交換しても無駄遣いです!



 

ダンパーの選び方






例えば、最初に複筒式ショックを装着したなら、2セット目は単筒式ダンパーを選んでみる
最初が単筒式ならば、今度は減衰力調整式の単筒式を選ぶなど
選ぶ物に変化を付けていきませんと良くなって行きません。
当然良い物を求めると価格にも反映されます。






10万円くらいの複筒式ショックですと大差はあまりありません。
あってもフィーリングの違い程度、あるいは貴方の勘違いか思い込みです。

でも、10万円あたりの複筒式と15万円〜の単筒式では大きく異なります。
フィーリング程度なんてものではありません。
確実に走りへ反映されます。

この違いはショックに掛けられている製造コスト、内部構造の違いです。
同じような形をしていても性格は大きく異なります。

ハイエースの足って・・・拘っていけば解りますよ

最終的に行き着くところは単筒式ダンパーだった・・・ って事がね
手で押してすんなり縮む様なダンパーで車体を制御できると思いますか?

 


マル秘メニュー 50mm以上ローダウンされている方必見!


さんのトーションバーボルトも下の画像と同様の状態だと思います。

トーションナットをここまで緩めてローダウンすると
トーションバーには殆どテンションが掛かっておらず、フロントの乗り心地はフニャフニャになります。

ナットを緩めるとトーションバーのヒネリが無くなって車高が下がる訳です。
要するにトーションバーに繋がるアッパーアームに反力が無くなります。
アッパーアーム反力不足はタイヤを路面に押し付けるチカラが弱まるのです
こんな状態で強化トーションに入れ替えても意味がありません。



 


チェックマンではこの状態を・・・ ※画像は50mmダウン状態





特殊な方法により、トーションナットを締め上げローダウンでも純正同等のテンションに復活させます。

ですので、チェックマンサスペンションキットの中にはトーションバーが含まれていない訳です。


後はバンプ/リバンプのクリアランスを適切に設定する これがマル秘メニュー


※現在、部品が廃番になった為、トーションのテンション掛け作業は中止しています。





これをしない限りフロントのセッティングは決まらないと言っても過言ではありません。

ダンパーにバネの役をさせるのは無理です!


 

ここで一言


ロール量はバネでセッティングし

ロールスピードはダンパーとスタビでセッティングする


これ 覚えておいてください。

参考になるブロ



 

 

グレード別サスペンションパーツの選び方


何から手を付けていいのか?   
何を装着すればいいのか?
解らない方のためにグレード別に簡単に書きます。
基本はファミリーユース、50〜90mmダウンとしてのお話です。


 

スーパーGLとDX


基本的にリーフスプリングのバネレートが高く、硬すぎて乗り心地が悪い訳なので、
リアのバネレートをダウンさせる必要があります。 
スーパーGLとDXはリーフ交換無しでの改善方法はありません。

リーフ周辺に細々した部品を装着してもバネレート自体は変化しません・・・
『変わった』と思った方は貴方の錯覚であり、根本的な解決には至りません。
『変わった』を求めるのではなく『乗れるようにする』 ことを求めるべし!


 

ワゴンGLとグランドキャビン


スーパーGLとは真逆でリーフスプリングのバネレートが低くやわらか過ぎて乗り心地が悪い訳なので、
リアのバネレートをアップさせる必要があります。


一般的に直ぐにショック交換を勧めるショップもあります。 『取りあえず入れてみる』 的に・・・
しかし、ショックにバネの仕事をさせるのは無理があり過ぎます。
チェックマンではこの地点でのショックやダンパー交換はお勧めしておりません。




柔らかいリーフスプリングには3パターンの方法があります。

 

1、リーフスプリングの交換でバネレートをアップさせる


後部座席には殆ど人を乗せない、あるいは積載をしない場合はステップ1からはじめます。

 

2、ヘルパーエアサスを装着しバネレートを可変させる


沢山人を乗せられる事が多い場合で早期解決を求められるなら、積載の条件変化に瞬時に対応できるステップ3はとても有効なキットです。JETスキーを牽引される車輌にもとても有効です。

 

3、リーフ交換+ヘルパーエアサスの装着


バネレートを整えた上でのエアサス装着なので、リアのバネ廻りはこれで完璧!


あとはダンパーを替えるだけ!


参考ブログ


気がつかれました!?
ここではフロント廻りについて触れていない事を・・・

ハイエースの足はお金が尽きない内にリア廻りから決めることがポイントです。





ハイエースはバネ廻りから整える事が先決なのです!
それが最も早期解決であり、トータルコストも抑えられるのです。


PS: 本当はBody補強から始める方が一番良いです。


 

チェックマンの足回りって高いのか!?


まずハイエースの足回りに悩んだり興味を持ったら
色々と雑誌を見たり ネットで情報を拾いにかかると思います。

しかし、人間の心理として出きるだけ費用は掛けたくないと言う人もいるでしょう
反対に機能面にはタップリ費やす方も当然いらっしゃいます。
ですので 今の自分の予算と思い込みに合った情報を拾いにかかります。


そして、自分の予算と思い込みに合ったパーツを装着した事のある経験者のブログに目がとまります。
その経験者のレビューをあてにした人は迷わず購入に踏み切ります。


ところが、経験者の語るレビューほど満足感を得られなかった貴方は次のパーツを探す行動に入ります。


 

ここからが貴方の運命の分かれ道です!


満足感を得られなかった貴方は・・・
今度は細々した物を少しずつ購入する事にした。

硬いリーフにはコレとコレを入れればいいんだ とか
フロントにはこの部品を入れればいいんだ とか
1年くらい掛けてパーツの変更を行ないました。

でも、同乗する家族や友人などには その努力は全く伝わっていません。

『なぜなんだろう』 と悩みチェックマンに相談しました。





その答えとは・・・




強化するパーツと弱化するパーツが付けてある

フィーリング程度しか変化しないパーツを沢山付けている

と 自分では予想もしなかった事実を知らされるのです!

 


ハッキリ申しまして こんな方向へ行っている方は無茶苦茶多いです。

この様な方には必ず質問します。

『なぜ このパーツを装着したのですか?』 

『えっ!? 乗り心地が良くなるみたいな感じだったので』


そして装着されたパーツの効能について全て説明してあげると


『今までの努力と費用は何だったんだ〜 涙』 と言うことに気が付きます。

『これは貴方がパーツの内容を理解せず付けたからです』 


チェックマンに足回り相談に来られたので ココで無駄な出費にストップが掛かった訳ですが


相談に来られる方の殆どがココまでで40諭吉くらい費やしてから相談に来られます。

しかも1年以内に40諭吉

 




チェックマンのフルキットSplキットは65諭吉

エアサスレスのステップ1+2なら45諭吉   ※共にセットアップ料別途



 


前途しました 『ここからが貴方の運命の分かれ道です!』  の意味がお解かりでしょうか?

最初はそんなにお金を掛けられない

そんなに良い物を選ばなくても何とかなるだろう と思いつつも

 気が付けば40諭吉 結果を出せなかった40諭吉



勉強しない人はやり続ければいいんです。
こんな人も世の中には居ませんと各ショップさんも潤いませんから 笑




世の中こんな人ばかりでもありません。

『ハイエース買った時からチェックマンの足にしようって決めてました』

『足講座や雑誌を読んでチェックマンに頼もうと思った』

と言う方もジュウキュウマンハッセンニンほどいらっしゃいます。 笑 


早い段階から チェックマンに全てお任せ頂ければ 悩む事も無駄遣いする事もないのです。

 

 
 

あとは貴方の考え方と愛車への愛情次第!

 

つづく・・・


 

 
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